
私は、これまで色々な職業を経験してきました。
そして今、様々な職種や形態の会社やお店の方にアドバイスをしています。
自分の経験と、人様のビジネスモデルをたくさん見る中で私が思うのは…。
消費とは、人間の日々の営みという全体の流れの中にあるひとつの場面だということです。
これがどういうことかと言いますと…。
当然のこととして、全ての人は、日常の営みの中で生きています。
そして、朝起きてから寝るまで、
月曜日から日曜日まで、月初から月末まで…といった具合に、
一瞬も途切れることなく営みというものは連続して続いている。
そんな連続する営みの中で、自分の問題を解決したり、
喜びや楽しみを手に入れようとするときに起こるひとつの行動が消費だということです。
商品やサービスを販売する多くの人は…。
「どうすれば、お客様は欲しくなるだろう?」
「どうやれば、お客様はその気になるのだろう?」
「どうすれば、お客様はこの商品を買うのだろうか?」
ということばかりを考え、お客様に反響がある方法を必死で模索しているように思います。
音波が物体にあたって反射し、再び聞こえることを「反響」と言いますが…。
まさに、どのような刺激を与えれば、お客様が反応するのか…ということばかりを考えているわけです。
しかしそれは、お客様が商品やサービスを購入するという
非常に限られた場面しか見ていない、平面的・断片的な狭い考えで、危険思考なのです。
もちろん、過去には、そのような方法で上手くいった時代もありました。
それは、商品が手に入ることや、商品の性能や品質が高いことで、喜びを感じていた時代です。
しかし今、人々の営みは新しい時代に突入しています。
モノが溢れ「特別に欲しいものなんてない」という人が増えてたり…。
ニーズが多様化し、性能や機能だけで商品を選ばない人が増えている。
今はそんな時代になっているのです。
これからの時代、本当に売上を伸ばそうと思うなら…。
消費行動を起こす場面だけにフォーカスするのではなく…。
営みという全体の流れにフォーカスし、
その中のひとつの場面として消費行動を捉えることが大切なのです。
営みにフォーカスし、途切れることなく連続している日常全体をイマジネーションすること。
そうすれば、お客様の心理や心情までも理解することができるようになります。
お客様の心理や心情が分かれば…。
お客様が何を求めているのかが分かるのはもちろんのこと…。
お客様と価値観を共有し、共鳴を起こすことができるようになる。
そしてお客様と共鳴すれば、
お客様に愛され、お客様から選ばれ、
「あなたから購入したい」と言っていただける会社やお店になることができる。
このように反響から共鳴になることで「お客様を集める」から、
「お客様が集まる」というビジネスモデルに進化することができるのです。
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